生きていることは、当たり前ではない3/12

今日、今日と震災の報道オンパレード。

あの日、私は、入試が終わった後で、
所要で熊本へ出かけた帰りの高速道路ラジオで知りました。
あわてて、最初のサービスエリアに駆け込み、
テレビで車や家が流されている映像を見て驚愕したことをおもいだします。

その後、テレビのコマーシャルが消え、
商店の電照看板が消え、電池や簡易コンロのガスボンベが店頭からなくなりました。
異常事態でしたが、皆が被災地のことに心を痛めたときでした。

時の流れとともに、それが風化していくのは残念なことです。
せめて、震災の時に皆が考えた、
本当の幸せや豊かさとは何かという問いについては、
今も考えていかなければならないでしょう。

昨日の西日本新聞のコラムに、
宮城の町で被災にあわれた丹野祐子さん話が載っていました。

丹野さんは、その日、普段の防災訓練どおり、
中学1年生の息子と中学校の校庭に避難、
ここは大丈夫と、校庭で遊んでいた子どもたちに、
突然、煙のようにせり上がった黒い波が襲いかかったのだとか。
校舎の2階に逃げた人たちは、無事だったようです。

息子を無くしたことの後悔に苦しんだ丹野さんは、
現在、震災の語り部として、全国を周り、
先日、福岡で講演されたという話でした。

「地震の後には津波が来る、
まず逃げる、と言うことも学ばず、
教えることも出来なかった。」

「私のような駄目な親にならないでください。」

「大切なのは自分の命、そして隣にいる人の命。
生きていることは当たり前ではないんです。」
とお話されたとか。

被災にあった人たちはお気の毒、というレベルでとどまるのでなく、
人事でなく、私たちに自身にとって、
震災が何を教えているのかを意識することが
大事ではないかと改めて思います。

「生きていることは、当たり前ではない」

このメッセージが本当に社会全体に届いていれば、
福岡の予備校生殺人も、
幼子をうさぎゲージに入れた殺人も
広島の中学生の自殺も、
その手前で、とめられていたのではないかと思うのですが、、、。

そう、思いませんか。

2016年3月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin