英語4技能 以前

12月号通信から抜粋

英語4技能どころか
文章読解力が危ない!

「教科書の文章、理解できる? 中高生の読解力がピンチ」と題した記事が11月7日の朝日新聞に出ました。記事によりますと、「教科書や新聞記事のレベルの文章を、きちんと理解できない中高生が多くいる」と指摘しています。調査したのは、国立情報学研究所の新井紀子教授らの研究グループ。新井教授は「基礎的な読解力がないまま大人になれば、運転免許や仕事のための資格を取ることも難しくなる」とまで言っています。

調査の方法は、「教科書や新聞記事などの文章を読んでもらい、意味や構造を理解できているかを調べる内容で、2016年4月から今年7月にかけて、中高生を中心に全国で約2万4千人が受けた。」と。

その結果、上図の例で「メジャーリーグ選手の出身国の内訳」に関する中学校の社会科教科書の文章を読み、内容に合うグラフを選ばせたところ、正解率は「中学生は12%で、高校生も28%にとどまった。」とか。
元の文章に「選手のうち28%はアメリカ合衆国以外の出身」とあるのを、③④を選び、「72%がアメリカ合衆国出身」という事実をつかむことができない生徒が多かったと報告しています。

記事では、他にもいくつか例が出されていますが、教室で指導していて感じるのは、読解力以前に言葉の知識が足りないことです。11月の県模試でも、小説文の問題で、「夜更けとともに」とルビもふっている語句の、「更ける」の意味が解らない生徒が少なからずいました。また、1,2年生の国語の作文では、指定されたテーマを無視した内容を平気で書く生徒がいました。

国語力の不足は、すべての教科の理解力の低下につながりますから深刻です。おまけに生徒たちを取り巻く環境は、テレビにしろスマホにしろ、きちんとした文章から遠ざかる方向にあります。この子供たちに意識的に練習させなければ、新井教授が指摘するような事態になる可能性はかなり高いと思います。

 

まずは、文章を読み、言葉の意味を知る。

読解力はの養成には時間をかけて多くの文章を読み、自分でまとめの文章を書くことしかありません。残念ながらすぐ効く特効薬はないのです。ただ言えるのは、言葉の意味を確かめながら文章を読んでいくこと。今、言われている思考力もここからしか育ちません。

 

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