高校野球の指導者から学ぶ②

塾通信9月号より

荒れた学校から甲子園 下関国際高校 坂原監督

創部52年で初の甲子園。坂原さんが監督に就任する前に部員の集団万引が発覚、
山口大会の抽選会直前で出場停止処分になるなどの状態だった野球部を立て直した。

荒れ放題だった野球部を甲子園に
「僕が来た当初は荒れ放題でした。突然、厳しい監督が来たとなって、
(部員が)みんな辞めて最後は1人になりました。
その後、3人戻ってきて4人になった。
グラウンド整備や道具の扱いが、とにかくヒドかった。
野球がうまい下手のレベルじゃない。そういうマナーを教えると、
面倒くさがって辞めていくんです」

野球と勉学の両立は無理
「それは無理です。『一流』というのは『一つの流れ』。
例えば野球ひとつに集中してやるということ。
文武両道って響きはいいですけど、絶対逃げてますからね。
東大を目指す子が2時間の勉強で受かるのか。
10時間勉強しても足りないのに」

「勉強しているときは『いや、僕野球やってますから』となるし、
野球やっていたら『勉強が……』となる。
“練習2時間で甲子園”って。2時間って試合時間より短い。
長くやればいいってことではないけど、うちは1日1000本バットを振っている。
1001本目で何か掴むかもしれない。なのに、時間で区切ってしまったら……。

野球って自力のスポーツで、サッカーやバスケみたいな時間のスポーツじゃない。
100点取ろうが、3アウト取らないと終わらない。
2時間練習して終わりじゃあ、掴めるわけがないんです。

スポーツ庁が(部活動の休養日や時間の制度化を検討し)
練習を何時間以内にしようと言っているでしょ?

あんなんやられたら、うちみたいな学校は、もう甲子園に出られない」

それぞれの言葉に、指導者として考えさせられるものがあります。
一面、正反対の考え方のようですが、
実は、いずれも担当する生徒たちの実状にあった方法なのだろうと思います。
はっきり共通しているのは、礼儀や他者への態度といった基本マナーは、
野球をする上で大前提ということ。

勉強でもそうなんだと思います。

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